小学校からの幼なじみである親友のちとせが、実家から引っ越すことになった。<br />百合香は片付けを手伝いながら、これまでに学校で起きた「事件」を振り返る。<br />ちとせのあざやかな「推理」を聞いていると、ほとんどが百合香の思い違いや思い込みであったことに気づき愕然とするのであった。<br />『ベンハムの独楽』でデビューした著者が描く鮮やかな青春ミステリー。<br />