「もう一度、仕事をしてみないか」ふたりの子どもにも恵まれ、幸福な日々を送る福田曜子の元に届いた25年ぶりの仕事の依頼。<br />幼い頃アメリカで暮らした曜子は、祖父エドからあらゆることを教わった。<br />射撃、格闘技、銃の分解・組み立て……。<br />そう、祖父の職業は暗殺者だったのだ。<br />そして曜子は、かつて一度だけ「仕事」をしたことがあった――。<br />家族を守るため、曜子は再びレミントンM700を手にする。<br />