亡き祖父・万のアンティークショップを継ぐために神戸に移り住んで5カ月。<br />寒さも厳しくなるころ、寛人はアンティーク堂で使い込まれたいくもの灰皿を見つけた。<br />修理職人の茉莉に聞いても、万が煙草を吸っていた記憶はないという。<br />数日後、その灰皿を買いたいという客が現れた…古いモノには込められた‘想い’を解き明かす、人気キャラクター小説第二弾。<br />
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