中学3年生の夏。<br />大柴美緒は、同級生の林田律紀と付き合い始めた。<br />律紀とのことを日記に書いていた美緒は、ある日、筆跡は自分だが見覚えのない文章を見つける。<br />そこに恋人として出てきたのは、律紀の親友、高梨桐哉だった。<br />その年の8月31日、2人で花火を見た夜、律紀が交通事故で帰らぬ人となる。<br />悲しみ暮れる美緒を隣で励ましたのは桐哉だった――時空を超えた愛を巡る、軌跡の物語。<br />