ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。<br />タイトルは「共病文庫」。<br />それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。<br />そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて――。<br />読後、きっとこのタイトルに涙する。<br />デビュー作にして2016年本屋大賞・堂々の第2位、75万部突破のベストセラー待望の文庫化!