時は戦国、天正一八年。<br />関東一の色里、無界の里に関東髑髏党が襲来した。<br />里にかくまわれていた沙霧を狙う髑髏党の前に、客の捨之介や里の主・蘭兵衛らが立ちはだかる。<br />じつは、捨之介と蘭兵衛、髑髏党を率いる天魔王には深い縁(えにし)があった――。<br />戦国末期、信長の亡霊と無頼の徒の死闘を描いた『劇団☆新感線』代表作の小説版。<br />