榊原家を実質的に取り仕切っている祖父の源兵衛が、何者かに拉致されてしまう。<br />下手人はどうやら、前年秋に奉行に扮した新次郎たちに、「家質投資の出資者名簿」を奪われた両替商「筑紫屋」のようだ。<br />さらに、筑紫屋の後ろ盾となっている老中・水野越前守の差し金で、新次郎は幕府評定所から召喚を受けてしまう。<br />これまでの新次郎一味の数々の狼藉が、いよいよ白日の下にさらされてしまうのか!? 驚天動地の最終巻!