同棲している彼女・桃里に、連続殺人犯と似ているといわれたことから、蒼太の日常に変化が訪れる。<br />その変化は、ふたりの関係をゆっくりと蝕んでいく。<br />――回想によって徐々に明かされる蒼太の過去。<br />それは読む者の心を鷲掴みにする。<br />『凍花』がベストセラーとなった著者の長編ミステリー。<br />