「腹を切る前に、珠子の唄を聴きたい」という岡崎玄蕃の願いを受け入れ、岡崎の屋敷に入った珠子。<br />愛坂桃太郎、そして息子の仁吾も、珠子と行動を共にする。<br />屋敷では、江戸城に向けられた大砲がいまにも火を噴かんとする中、ぎりぎりの交渉が続くが、ついに事態が動く。<br />桃太郎、仁吾、そして玄蕃、家老の田所十三郎――四人の剣が閃いたのだ。<br />無傷で屋敷から出てきたのは、はたして……? 大人気シリーズ衝撃の最終巻!