ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。<br />タイトルは「共病文庫」。<br />それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった。<br />そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて――。<br />読後、きっとこのタイトルに涙する。<br />「名前のない僕」と「日常のない彼女」が織りなす、大ベストセラー青春小説、ジュニア版で登場!