霧の津軽沖で突如目撃された不気味な黒船。<br />神出鬼没の船影は徐々に南下し、幕府を挑発するがごとく江戸に近づいてくる。<br />これは国難の前触れなのか。<br />狙いは何なのか。<br />大奥御年寄・歌橋の密命を受けた不知火隼人は、黒船の正体を暴くべく、海岸への護りを固める安房館山藩へと向かう。<br />折しも白浜の磯には碧眼の男が漂着。<br />さらに、仕込み杖を遣う美貌の女剣士が現れる。<br />剣戟の名手による伝説の娯楽大作、装いも新たに登場！
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