十返舎一九 あすなろ道中事件帖
重田貞一(のちの十返舎一九)は、堺の家も妻子も捨て去り、戯作者として名を立てるべく、江戸でひとり悪戦苦闘の日々を送っていた。
そこへ北町奉行・小田切土佐守から探索への協力を求められる。
土佐守にはかつて世話になっており、貞一はあてがわれた岡っ引の岩徳としぶしぶ江戸を廻る。
すると、そもそもその岩徳自身が怪しさ満点で、羽振りのよさと、娘だという若い女との同居に勘ぐりを入れる貞一だったが……。
新人ながら才走った著者による、初の書き下ろし時代シリーズ始動!
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