駅のホームでいきなり声をかけられ、それがきっかけで恋人になったタケルと千波。<br />だが千波はタケルが自分の家族に会うことを頑なに拒む。<br />その理由を知ったタケルは深く衝撃を受けるが、ある決意を胸に抱く―表題作「優しい音楽」。<br />現実を受けとめながら、希望を見出して歩んでゆく人々の姿が、心に爽やかな感動を呼ぶ短編集。<br />