「記憶を取り戻すか、ある人間の縁を結ぶ。<br />縁を結ぶのは花びらみたいな――」ある雨の日、少女が足を滑らせて階段から落ちた。<br />少女の前に現れた死神は、自分の身体に戻るために条件を出した。<br />誰にも見えない透明の存在になった少女だが、偶然出会った少年だけは、なぜか少女のことが見えた。<br />二人で少女が誰なのかを探っていたある日、少年の胸元に花びらみたいな痣があることがわかる――孤独な少女が見つけた希望。<br />まさかのラストに、涙が止まらない!