ウィザードグラス
大学生の陽輝の下に、ずっと連絡のとれなくなっていた兄から、突然荷物が届いた。
荷物の中身は、見慣れない眼鏡型のデバイスとタブレット。
説明によると、それは他人の検索履歴を見ることができるAR機器「ウィザードグラス」だった。
なぜ兄はこんなものを自分の下に送ってきたのか。
陽輝は次第に、ウィザード・グラスをめぐる予想外の事件へと巻き込まれていく――‘1億総監視社会’の危険と希望を描き切り、巨大IT企業が個人情報を収集する現代へ警鐘を鳴らす。
「プロパガンダゲーム」でデビューした著者による意欲作!
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