夜になると、僕は化け物になる。<br />寝ていても座っていても立っていても、それは深夜に突然やってくる。<br />ある日、化け物になった僕は、忘れ物をとりに夜の学校へと忍びこんだ。<br />誰もいない、と思っていた夜の教室。<br />だけどそこには、なぜかクラスメイトの矢野さつきがいて――。<br />280万部超の青春小説『君の膵臓をたべたい』の著者、住野よるの三作目が待望の文庫化!!