ひっそりした裏小路で居酒屋を営む八雲兼四郎。<br />寡黙ながら常連客に慕われるこの男には、愛した女とその一子をならず者に惨殺された辛い過去があった。<br />運命の巡り合わせで一度捨てた剣を再び取り、悪を闇に葬る「浪人奉行」の影役目に生きる兼四郎。<br />こたびも’仕事’を受けて賊成敗に乗り出すも、道すがら、父親を殺された幼子に出会う。<br />その純粋な瞳はかつて救えなかった小吉の面影を宿していた。<br />大反響シリーズ、堂々の第七弾!