デビュー作の絵本『あおぞらリボン』がベストセラーとなった陽子と、新聞記者の晴美は親友同士。<br />共に幼いころ親に捨てられ児童養護施設で育った過去を持つ。<br />ある日、「真実を公表しなければ、息子の命はない」という脅迫状とともに、陽子の息子が誘拐された。<br />「真実」とは一体何なのか。<br />そして犯人は……。<br />巻末に絵本『あおぞらリボン』(文・みなとかなえ 絵・すやまゆうか)を収録。<br />