長崎でOLをしている丸川頼子は、眼鏡橋そばで居酒屋を開いていた父親が亡くなり、お店を継ごうと決意するが、母親に反対されてしまう。<br />そんな折、店の前で行き倒れになっている謎の男を発見した頼子は、男に食事をふるまう。<br />すると、コータと名乗るその男は「君の料理に胃袋を掴まれた。<br />もう一度、ここで店をやろう!」と、いきなり宣言してきて……。<br />長崎の名物グルメてんこ盛りの、読めばお腹が空いてくる食べ物小説。<br />