明治五年（1872年）。<br />武士身分の廃止に帯刀の禁止――近代化が進む明治の世は、武士という存在を置き去りにして進みつつあった。<br />娘の野茉莉とともに京都に移り住んだ甚夜は、昼は蕎麦屋を営みながらも、夜は相も変わらず鬼退治を生業にしていた。<br />新時代になったものの、鬼の討伐依頼は増え続けるばかり。<br />その陰には、どうやら「マガツメ」なる存在がかかわっているようだが……。<br />大人気和風ファンタジーシリーズの第五巻。<br />切なくも美しい時代の徒花たちの物語。<br />
更新中です。しばらくお待ちください。