刺激はないが穏やかな暮らしに幸せを感じていた夕起子と夫。<br />結婚5年目にしてハネムーン以来となるリゾートホテルへの旅行に出かけた。<br />そこである夫婦に声をかけられる。<br />最初こそ友好的だったが、次第に夫の様子が明からにおかしくなり、二組の夫婦の間には不穏な空気が漂うようになる(表題作「見えない情事」)。<br />デビューから4年半の間に執筆した、著者初の’幻想・怪奇・サスペンス短編集’。<br />装いも新たに復刊!