赤い白球
1939年、日韓併合時代の夏、平壌一中の一番ショート・朴龍雅(パクヨンア)と二番ショート・吉永龍弘の名コンビは甲子園出場を目指して野球に夢中だった。
その後、朴は少年飛行兵に、吉永は陸軍予科士官学校に進学。
軍人の道を歩み始めた二人だったが、戦況が悪化する中で、朴は東南アジアの撃墜王となり、朝鮮の英雄と呼ばれるようになる。
懐には幼き頃に友からもらった白球があり、それが朴の心の支えだった。
一方、少尉となった吉永はマニラに赴任。
戦況を打破するための「特攻作戦」に関わることになり、再び二人の運命は交錯する――。
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