幼い娘の育児と仕事の両立に限界を覚えた由紀恵にとって、今日が勤務の最終日。<br />夜勤の間は、夫の雅之が自宅で娘を見ている。<br />だが、ラインのメッセージに返事はない。<br />電話をかけても繋がらない。<br />由紀恵は自分に執着していた不気味な患者の存在を思いだし、胸騒ぎを覚える。<br />家族の絶望と狂気、そして再生を描いた戦慄のサスペンス。<br />