東北の寂れた街に、一ヶ月、欠かさずお参りすると、30日目の夜、この世のものとは思えない快楽のなかで死を迎えることができる神社があるという。<br />それを体験した男の日記がネットで拡散し、その神社は話題に。<br />死にたい人たちが、その街に集まり、街は活気を取り戻すが……。<br />新鋭による連作短編集。<br />