夏休み直前、要の住む小さな町にやって来た優吾。<br />無愛想な彼が胸中に抱える行き場のない悲しみや憤りに、誰にも言えない初恋を抱く要は共感を覚える。<br />優吾の傍は居心地が良かった。<br />けれど彼は、要が長いこと片想いする隣家の「兄ちゃん」の再婚相手の連れ子だった。<br />要の想いを知った優吾に詰られ、嬲るように押し倒される。<br />抵抗する要だったが、やがて自暴自棄になり……。<br />