親の再婚により、優秀なアルファである恭介の義弟になれたことを喜んでいたベータのエン。<br />だがある日恭介に薬を盛られ、目覚めるとベッドに拘束されていた。<br />そして知らされたのは、ベータなはずの自分が実はオメガであったということ。<br />どんなに認めまいとしても、恭介を前にした身体は熱を帯び疼いてくる。<br />発情し、悦楽の渦に堕ちたエンは遅咲きのオメガとして花開いていき──。<br />