アルファ限定の医大に進学し寮長を務める冬羽は、実はオメガだった。<br />その秘密を理事長の息子である四季島に知られてしまい、発情期のフェロモンにあてられた彼に抱かれた。<br />「秘密は守る。<br />助けてやれるのは俺だけだ」つがいになることは拒否できたが、優しく触れてくる手は拒めなかった。<br />オメガであることを隠そうとして、入学してからずっと心安らげずにいた冬羽は──。<br />