雨は悄然と降っている
雨の中婚約者の家から追い出された雄一朗は、偶然、高校の同級生だった守屋要と再会する。
守屋は無口で人付き合いをしない男だったが、人懐っこく明るい性格の雄一朗とだけは親密に付き合っていた。
他に行くところもなく、強引に守屋の家に居候をする雄一朗だったが、小説家となった守屋は10年前とは違い雄一朗に一切関心がないように見えた。
守屋と昔のように仲良くなりたいと思った雄一朗は色々な方法で構おうとするがついに迷惑だと言われてしまい……!? 瑞々しさあふれる文庫デビュー作が待望の電子書籍で登場!!
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