上司のミスを押し付けられて、出版社をクビになった尚。<br />途方に暮れる彼は、まるで罠に嵌められるように、学生時代に自分がもっとも嫌っていた男・葛城の世話になる事に!? 流されるようにはじまった葛城との同居生活だったが、意外にも穏やかに過ぎていく。<br />不意に触れてくる体温にも自分を呼ぶ声にも、いつのまにか馴染んでいく尚は、葛城の真意が判らないまま、彼に抱いていた感情が少しずつ変化していく事に気づき-。<br />雪降る夜のメルティラブ。<br />