複雑な家庭に育った暁海は、療養に訪れた島で葵と名乗る青年と出会う。<br />昴という少年と暮らす彼は、どこか懐かしい雰囲気を纏う不思議な存在だった。<br />葵の優しさと昴の愛らしさに癒され、穏やかな生活を送る暁海だが、ふとしたことから二人は人狼の末裔と知って?驚くと同時に、遠い昔に葵と過ごした記憶を取り戻す暁海。<br />――自分を守ってくれた葵を、幼い昴を、今度は自分が守らないと。<br />秘密を共有することを決意した矢先、島に不穏な人影が!?