金の光と銀の民
過去の出来事と自分に流れるある血のせいで、人を信じられず孤独に生きてきたソウは、偶然立ち寄った村で傷を負って倒れていた男を助ける。
ソウには一目で、見事な金の髪と整った容貌の持ち主であるその男が自分と相容れない存在の魔族だと分かった。
だが男は一切の記憶を失っており、ソウは仕方なく共に旅をすることになる。
はじめは、いつか魔族の本性を現すと思っていたが、ルクスと名付けたその男がただ一途に明るく自分を慕ってくることに戸惑いを覚えてしまうソウ。
しかし同時に、ありのままの自分を愛されることを心のどこかで望んでいた気持ちに気づいてしまい――。
【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。
イラストは表紙のみの収録となります。
ご了承ください。
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