夜の薔薇 聖者の蜜
二十世紀初頭、合衆国。
州の中心都市であるギャングの街──。
日系人の神父・香月千晴は、助祭として赴任するため生まれ故郷に帰ってきた。
しかし、真の目的は、家族の命を奪ったカロッセロ・ファミリーへの復讐だった。
千晴は「魔性」と言われる美しく艶やかな容姿を武器に、ドンの次男・ニコラを誘惑し、カロッセロ・ファミリーを内側から壊滅させようと機会を狙う。
しかし、凶暴かつ傲慢なギャングらしさを持ちつつも、どこか繊細で孤独なニコラに、千晴は復讐心を忘れかけてしまう。
さらに「俺のものにしてやるよ」と強い執着を向けられ、その熱情に千晴の心は揺れ動き…? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。
イラストは表紙のみの収録となります。
ご了承ください。
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