【イラスト付き】避暑地にひっそりと佇む会員制別荘。<br />そこで客の望むあらゆるサービスを提供するのが、拓実の仕事だった。<br />粛々と務めをこなしていく拓実だが、会員のひとり、小説家の桐原と対する時だけはとても心穏やかでいられない。<br />拓実に「恋人同士のように」過ごすことを求めながらキスひとつしない彼は、かつて互いに抗い難く恋に落ちた相手だったのだ――。<br />