掌の檻
【イラスト付き】エリート弁護士・宇都木聡介の元に依頼人として現れたのは、高校時代の元同級生で、ネイリスト兼実業家の黒塚菖蒲。
相続トラブルを抱えた菖蒲のために、聡介はしばらく彼の家に同居することになる。
華道の家元の息子で絶世の美少年だった菖蒲とは、かつて身体を慰め合った仲だった。
大人になっても壮絶な色気を含んだ菖蒲の手は、爪先を朱色に染めて淫靡に聡介の身体を求めてくる。
戸惑いながらも愛撫を受け入れてしまう聡介。
その執着は年月と供に肥大し、強い独占欲を孕んでいるとも知らずに――。
電子限定書き下ろしSSを収録!!
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