沈まぬ夜の小舟
珍しく風邪で寝込んでいるという瀬越を看病したいと申し出た創。
そこで、熱に浮かされてせいにして瀬越がようやく口にできた、心の底からの望みを知る――。
高野も瀬越も傷つけず、どちらにとっても最上の結果を導き出したい創は、考えに考え、高野に相談を持ち掛ける。
(「金平糖の海」)病院付属の図書室に司書として勤める関家は、アルバイトの大学生・高野と、この図書室をよく利用する外科医・瀬越の会話を聞く。
(「おまもり」)ほか、書き下ろし短編を収録。
夜空にきらめく星々のような、「沈まぬ夜の小舟」後日譚集。
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