悪辣色男
堅実な就職先、型どおりの結婚。
今まで常識的に生きてきた川崎は、ある事情から会社をリストラされてしまった。
川崎は躊躇(ためら)いつつも、男ばかりが集う高級クラブに再就職する。
オーナーの鮎川の「身を売る必要はない」という言葉を信じたのだ。
だが、地味で冴えない川崎にやっとついた指名客が求めたこととは……!? 「本当は、嫁さんにねだられなくなってホッとしてるんじゃないのか? 女なんか嫌いなんだろう?」 川崎のついた「嘘」を知っているかのように、川崎を脅し、追いつめてくる鮎川。
黒い魅力に、秘められた願望は暴かれていく――!!
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