怪異に魅入られた著者・小田イ輔が真摯な取材の末に紡ぎあげた恐怖の怪談集。<br /> 墓地で暴れ回る者がいると寄せられた苦情の真意「護りの役目」、墓の中に納められていた見知らぬ壺の怪「指壺」、学生時代のイジメの記憶がもたらす狂気「因果の行方」など、思わず引き込まれる、不気味で怖い37編収録。<br />