恋のはじまりは屋根の上で
「もし、あすの朝までにぼくたちが戻らなければ…」「あなたはわたしと結婚しなければならない」―シビラ(ビリー)は、ブリジャートン子爵家令嬢。
経営が不得手な父と幼い弟に代わって領地をきりもりしている。
隣の領地にある伯爵のロークズビー一家とは、家族ぐるみで親しく付き合っているが、長男のジョージだけは横柄で腹立たしいと思っていた。
ある日、猫を助けようと木に登り、誤って屋根の上に落下して足をくじいてしまったビリーは、迫り来る夕闇にさすがに恐怖を覚えていた。
そんな時通りかかったのはよりによってジョージ。
紳士らしく救出に来てくれたが、梯子が外れてふたりとも屋根の上に取り残されてしまった…。
憎まれ口をたたき合うふたりだったが何かが芽生えて―。
‘8人兄弟たち’の一世代前を描く、‘ブリジャートン&ロークズビー’シリーズついに開幕!!
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