恐怖箱 醜怪
粘りつく恐怖。
死を呼ぶ忌話。
手加減なしの容赦なき実話怪談! 人は誰しも醜い闇の一面を有している。
妬み、嫉み、怨み、怒り…これら負の感情が煮詰まり死に際の心を占めると、魂は成仏できずに怨霊悪霊となり、呪い祟りといった怪事を引き起こす。
これすなわち怪談の誕生である。
そして、その怪談を嬉々として聞きたがる、読みたがるのもまた人間の性であり、闇ではあるまいか。
怪の惨事が酷ければ酷いほど、我々の心は強く惹かれてしまう。
本書は著者がとくに「死臭の濃い」と思われる話ばかりを30話集めた怪奇実話集である。
好奇心が命取りとならぬよう心して楽しまれたし。
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