ロンギヌスの聖痕【上下合本版】
ハーバード大学神学部教授のカルは、ローマ教皇じきじきの奇妙な依頼を受ける。
ある司祭の両手首から血が流れ続け、それが‘奇跡’による‘聖痕’だと噂になっているので、本物かどうか調べてほしいというのだ。
手首とは、キリストが処刑された時、まさに釘を打たれた場所。
好奇心から調査を引き受けたカルだったが、旅は危険に満ちていた。
何者かが、キリストに止めをさしたとされる‘聖槍=ロンギヌスの槍’を始めとする聖遺物とその奇跡の力を手に入れようと暗躍していたのだ。
所有する者に‘世界を制する力’を与えるという、キリストの聖遺物と聖痕をめぐる謎がいま明かされる―!!イタリア、パレスチナ、ドイツ、クロアチア、オーストリア、スペイン、そして南極…世界を股にかけたノンストップ歴史冒険ミステリー!!
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