オーディンの遺骨
その墓が汚されし時、世界は火の海になる万物の父にして支配者──オーディン神々の墓を汚すことは、最後の審判の日を始めることなり──ラグナロクにてあのお方が命を落とされた。
真の巫女のやり方で、九つの品が風の中にばらまかれた。
これらの品をラグナロクに集め、終わりの日が訪れる危険を冒してはならない。
人の息子たちはわが声を聞き、永遠にこれを恐れるべし……〈あらすじ〉オーディンの9つの遺物が示すもの──それは‘神々の墓’の在り処だった。
盗難事件の黒幕は、表向きは実業家だが、‘神々の墓’の謎の解明に人生を賭けた男アーベル・フライ。
あと一歩のところで、マット・ドレイクにことごとく邪魔をされつつも、その差は僅かづつだか埋まりつつある。
一方、ドレイクはSASの元上官ウェルズやスウェーデン兵士ダールの助けを借りつつ‘神々の墓’の謎を紐解いていく。
そして、事件の発端である〈オーディンの楯〉が、その謎を解く鍵であるという結論に辿り着く。
最後の遺物に辿り着くのは、フライかドレイクか!? それぞれの思惑が交錯する中、はたして‘墓’の真実は明かされるのか?
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