神子は奴隷王に繋がれる
「お前は奴隷か?奴隷ならこの船に乗る権利がある」海賊船『死の箱舟号』の船長サガンに拾われた少年・ナギ。
ナギは、記憶を失っていた。
海賊の一員となったナギは、ある出来事から、毎晩サガンと同衾(どうきん)することに。
過去を背負いながらも今を生きるサガンに心惹かれていく。
ずっとこのままサガンのそばにいたい。
そう思うたび、まるで咎(とが)めるように胸の痣(あざ)が疼(うず)く。
運命は二人を見逃してはくれなかった――。
海神に愛されるべき者は花鱗(かりん)のしるしを持つと云う。
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