奇譚百物語
内容紹介「傘を差した女が立っているそうだけど、立ちんぼらしいぜ」噂を聞いたMさんはその顔を仰ぎ見た刹那、あッと尻餅をついた。
(第1話「傘を差す女」より)怪異は古今東西、誰の身の上にも起こりうるもの――無国籍百物語の登場だ。
代々守ってきた家で突然凶事が起こりだしたのはなぜ?「忌み地」(22話)、結婚式で新婦側の友人が歌う祝いの歌に混じって聞こえてきたのは「不穏な言葉」(42話)、ロンドン東郊外にある林を散策していると見知らぬ男が現れて木の下を掘れと言う「指示をする男」(62話)幼い頃の友人が夢に出てきた。
気になり家を訪ねたら母親「息子は死んだ」と言うが…「旧友の母親」(66話)など、極上の恐怖が待っている。
著者について丸山政也(まるやま・まさや)2011年「もうひとりのダイアナ」で第3回『幽』怪談実話コンテスト大賞受賞。
著書に『恐怖実話 奇想怪談』『実話怪談 奇譚百物語』『奇譚百物語 拾骨』『怪談実話 死神は招くよ」
更新中です。しばらくお待ちください。