弔い怪談 呪言歌
内容紹介「呪われた者が、黙らされる」苛めの主犯格が授業中、突然歌い出す。
恍惚とする教師。
その後、恐怖の事態が…――「怒りの日」より魂が吐き出す怨念はあの世から霊を呼ぶ。
ぞわりと粟立つ情念の怪奇実話!体験者の内奥に肉薄し、繊細に聞き取りを重ねて綴った著者渾身の実話怪談。
●クリスマスの朝、友達が欲しいと願う少女の前に現れた自分だけに見える友達。
だが、その姿はヤクザのような風貌で…「叫び」●急な腹痛に駆け込んだ駅高架下の古い和式便所。
ガタガタという振動がやけにするのだが…「工事」●実家の父から届いた従兄の訃報。
精神を病んだ母から逃れるように家を出て十年、久しぶりの帰郷で彼を待っていた恐ろしすぎる真実とは…「うつつ」●幼い頃に父を亡くし、母一人子一人で育った少女は中学で壮絶な苛めを受ける。
怒りに震える母は亡き夫の写真に念を込め…「怒りの日」他、収録。
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