男ひとりのやもめ暮らし。<br />近接したマンションからは小さな子どもが二人いる家庭の、賑やかな会話が聞こえてくる。<br />一人で夕飯をつつきながら思う。<br />疎遠になった娘は今どうしているだろうか。<br />「裏窓の食卓」など8編。<br />ラストに光が射し込み、家族の絆を鮮やかに浮かび上がらせる、シリーズ40万部突破の第5短編集。<br />