千葉県鴨川の割烹旅館『さざなみ』の番頭兼板長の光本剛史は、腎臓病を患い入退院を繰り返す主の代わりに旅館を切り盛りし繁盛させていた。<br />そんな折、旅館の息子の洋介が結婚をして夫婦で鴨川に帰ってきた。<br />洋介の妻杏子の美しさに、何かただならぬものを感じた剛史は……。<br />書き下ろし長編官能小説。<br />