時は文政。<br />庶民には倹約を強い、己は贅沢三昧の将軍・家斉の治世に、救世主のごとく現れた一人の盗人―次郎吉。<br />実は、盗んだ金子を誤って長屋にばら撒いたことから、英雄視されるハメになってしまったのだ。<br />ケチで女好き、でも、どこか憎めないこの男、いったい何故盗むのか―!?新たな解釈で蘇った‘鼠小僧’の活躍がここに!!