江戸前期、男装の麗人として一世を風靡し、今に語り継がれる太夫「勝山」。<br />湯女風呂で働く大柄の冴えない少女は細工師・銀次に磨かれ、かぶき者風の姿と酒の飲み競べで評判を呼ぶ。<br />武士までが客となり江戸一の人気者となった彼女のさらなる波瀾の人生は!?せつない恋模様、過去に秘められた心の闇、そして胸のすく「男前」な啖呵。<br />男も女も惚れた勝山の一代出世物語。<br />