世界のトップフィギュアスケーター・中條基は、引退を表明した直後に、かつて自分のコーチであり、恋人であった瑞木司の遺児・葉月涼の存在を知らされる。<br />涼のコーチとして再び氷上に立った基は、複雑な家庭の事情から涼と同居することになり、反発されながらも師弟関係を築き上げていく。<br />だが次第に心を開き、父親譲りの才能を開花させ始めた涼に、ともすれば瑞木の想いや欲望までもを重ねそうになり……。<br />