あの「渋谷抗争」から2年が過ぎた。<br />20歳になった木賊烈は大学に通い始め友も得る。<br />黒羽周次も青龍会の頭として、鵙目夏彦を右腕に、広域暴力団天堂会の巨額な金を動かし、多くの男たちの絶大な信奉を受けていた。<br />深く結ばれた列と黒羽だが、黒羽に偏執思いを抱く赤木や、烈を諦めきれない平山が現われ、烈はさらに「極道」の世界に絡め取られていく…。<br />